「Indeedの広告運用を代理店に任せると、いくらかかるのか」「応募が増えないけれど、自社運用のままでよいのか」。

中小企業がIndeed運用代行を比較する際に必要なのは、広告に使う費用と、外部へ運用を任せる費用を分けることです。公式公開料金の例では広告費の20%を運用手数料とする会社がありますが、最低手数料が月10万円のプランや、初期費用・契約期間の条件もあるため、20%だけで総額を判断することはできません。

この記事では、3社の公式公開料金を使って費用の仕組みを整理し、広告運用代行・自社運用・採用の部分支援のどれを選ぶべきか判断する方法を解説します。

Indeed運用代行の費用は?最初に確認したい4つの料金

Indeedに支払う求人広告費と、代理店に支払う運用手数料は別の費用です。まず次の4項目で見積もりを整理してください。

Indeed運用代行で確認する4つの費用
料金項目内容見積もり時の確認
広告費・Indeed PLUS利用額スポンサー求人等の配信に使う費用どのサービスに、どれだけ使うのか。課金方法と予算
運用代行手数料予算設定・運用・分析・改善などを外部へ任せる費用広告費の何%か、固定額か、最低手数料はあるか
初期設定費採用要件の確認、初期設定、入稿支援等初回のみか、いくらか、何を含むか
追加業務費求人原稿制作、取材、応募者対応、その他の制作や採用業務標準料金内か、件数や作業に応じた別料金か

「広告費10万円だから全部で10万円」とも、「手数料20%だから総額は必ず12万円」とも限りません。

さらに、Indeedが採用企業へ案内するスポンサー求人の予算設定には日額予算と期間上限の仕組みがあります。一方、代理店が「月額広告費10万円〜」として示す金額は、その代理店プランの条件です。Indeed全体に共通する最低月額料金という意味ではありません。

Indeedの利用規約にはクリック課金だけでなく応募開始など複数の広告課金モデルも定められています。実際に利用する求人・キャンペーン・管理画面で課金条件を確認してください。

参考:Indeed公式「スポンサー求人予算の管理」

参考:「利用規約」(2026年9月30日更新)

Indeed運用代行3社の公開料金を比較

2026年10月23日に各社の公式サイトで確認できた料金例を整理しました。対象サービスや契約条件が異なるため、3社の平均を「業界相場」として扱わないことが重要です。

Indeed運用代行の公式公開料金3社比較(2026年10月23日確認)
会社・運用対象広告費・月額条件代行手数料初期費と契約条件
アクセルパートナーズ/Indeed広告等広告費実費、月10万円〜広告費の20%初期設定無料、最低契約期間なし
R4/Indeed PLUS運用代行ありIndeed PLUS利用額 月10万円〜広告費の20%初期費3万円〜、最低契約1か月〜。表示額は税別
PORTUS/Indeed広告 Light広告費は別途必要広告費の20%、最低手数料 月10万円3か月〜、以降3か月単位の自動更新。表示額は税別

※公開料金の確認日:2026年10月23日。アクセルパートナーズの該当ページでは税区分を確定できなかったため、見積もり時に確認してください。R4はIndeed PLUSのプランであり、PORTUS・アクセルパートナーズとすべて同一の配信商品・支援範囲ではありません。求人票作成、改善、定例、追加媒体などをどこまで含むかも個別確認が必要です。

参考:アクセルパートナーズ「Indeed広告運用代行」

参考:R4「Indeed PLUS運用代行」

参考:PORTUS「Indeed広告運用代行」

月10万円の広告費なら、代行費用を含めていくら?

R4が公式サイトに掲載するIndeed PLUS運用代行ありの最低利用例では、広告費に相当するIndeed PLUS利用額が月10万円、運用手数料は20%(2万円)、初期費用は3万円です。

  • 初月:15万円(税別) = 利用額10万円 + 運用手数料2万円 + 初期費用3万円
  • 2か月目以降:12万円/月(税別) = 利用額10万円 + 運用手数料2万円

これはR4が提示するプランの公式計算例であり、Indeedの広告利用がすべて月12万円になるという意味ではありません。PORTUSのLightプランでは最低手数料そのものが月10万円なので、広告費に単純に20%を掛けた金額をそのまま運用手数料にはできません。

広告予算だけではなく、初期費、最低手数料、契約期間、更新条件まで含めた実際の支払総額を比べましょう。

自社運用・広告運用代行・採用の部分支援はどう選ぶ?

最初に判断したいのは、運用担当者が不足しているのか、それとも求人内容・条件や応募後の対応に課題があるのかです。

自社運用・広告運用代行・部分採用支援の判断表
自社の採用状況まず検討したい方法理由
求人数が少なく、社内で原稿と数値を継続して見直せる自社運用代行手数料をかけずに改善を続けられる
求人や拠点が複数で、広告費の配分・掲載調整・数値分析を回せないIndeed広告運用代行継続運用に必要な時間や専門業務を外部へ任せる
求人が見られても応募されず、仕事内容・給与・応募条件が曖昧求人診断、求人改善などの部分支援広告費を増やす前に求人の改善余地を確認する
応募は集まるが、初回返信や日程調整に時間がかかる応募者対応・日程調整等の支援広告運用だけでは応募後の遅れが解消しない
採用計画から求人、応募後の運用まで担当者がいない部分支援の組合せ、またはRPO全体支援求人広告だけでなく採用体制そのものを整える必要がある

たとえば表示数が少ない求人は、そもそもの掲載状況、職種名、募集地域、求職者との競争条件を確認します。クリックされても応募に至らないなら、仕事内容や給与、必要資格といった内容面を点検します。数字は原因を断定するものではなく、確認する場所を絞る材料です。

既存記事のIndeedに掲載しても応募が来ない原因と数値の見方では、表示・クリック・応募開始・応募完了の流れを詳しく解説しています。

運用代行で任せられる業務と、別途確認が必要な業務

Indeed運用代行という名前でも、各社が行う業務は異なります。初期設定や広告予算の調整が中心のプランもあれば、求人票の改善やレポート、定例まで含むプランもあります。

契約前に次の仕事を 「実行する/提案のみ/対象外」 に分けましょう。

  1. 募集職種・ターゲット・求人原稿の整理と初期設定
  2. スポンサー求人等の予算設定、キャンペーンの調整
  3. 表示・クリック・応募状況のレポート作成
  4. 求人票の修正と改善策の実行
  5. 応募者への連絡・問い合わせ対応
  6. 面接の日程調整・選考進捗の管理

5と6の応募者対応は、広告運用代行に必ず含まれる仕事ではありません。企業の給与・雇用条件、採用基準、合否の決定なども、企業側が責任を持って判断する必要があります。

見積もり・契約前に確認したい6つの質問

同じ予算で比較できるよう、候補会社には次の条件を揃えて確認してください。

  1. 広告費と運用手数料は別か。 手数料は広告費の何%か。消費税の扱いはどうか。
  2. 初期費用と最低手数料はいくらか。 少額予算でも最低料金が適用されるか。
  3. 最低契約期間・自動更新・停止条件は何か。 求人の充足後も費用が続くか。
  4. 求人原稿の作成・修正・配信設定はどこまで含むか。 初回だけか、掲載後も継続するか。
  5. 誰が数字を見て、改善を実行するか。 レポートのみか、提案・承認・反映まで対応するか。
  6. アカウント・応募者情報・原稿は誰が管理するか。 権限の付与・終了時の引継ぎはどうなるか。

Indeed公式では、採用企業アカウントのユーザーごとに権限を設定でき、同じログイン情報の共有を避けるよう案内しています。必要な管理権限だけを付け、企業側も広告費・応募状況を確認できる運用にしておくと引継ぎの際にも役立ちます。

参考:Indeed公式「ユーザーの追加とアクセスレベルの設定」

代理店へ求人掲載を任せる際の注意点

Indeedの採用代行向け掲載ルールでは、企業情報と会社名に実際の雇用主を記載すること、採用代行企業が応募受付を担当するときはその旨を求人票に明記することなどが求められています。広告代理店によるフィード掲載には、クライアントからの指名代理店としての承認等、別の条件があります。

また、厚生労働省は募集広告に募集主の名称、所在地、連絡先、業務内容、就業場所、賃金の6情報を記載するよう案内しています。求人票全体の労働条件明示や、募集情報等提供・職業紹介の区分は別途、実際の行為・契約内容に照らした確認が必要です。

参考:Indeed「採用企業以外の求人掲載事業者およびアグリゲーター」

参考:厚生労働省「労働者の募集広告の表示について」

参考:「募集情報等提供と職業紹介の区分」

迷ったら、広告運用より先に「求人のどこを直すべきか」を整理する

外部委託が必要か迷うときは、広告費を増やす前に、求人が採用したい人へ届き、応募したい内容になっているかを確認しましょう。

EnterLinkの無料求人診断では、求人1件を無料で確認し、仕事内容、募集要件、給与・条件、採用ターゲットなどの改善ポイントと優先順位を整理します。広告アカウント全体の無料運用や、求人原稿の無料制作を約束するサービスではありません。

課題が求人改善だけでなく、採用体制全体にある場合は、RPO・採用支援もご相談いただけます。EnterLinkは業務を限定した部分支援を 月5万円〜(税別・1か月〜) で案内していますが、広告費込みのIndeed運用一式を月5万円で提供するという意味ではありません。何を誰が実行するかは、必要な業務に合わせて個別に整理します。

よくある質問

Q. Indeedは自社でも運用できますか?

はい。求人原稿の更新、数字の確認、応募者対応などを社内で継続できるなら、代理店への運用手数料を払わずに運用する選択肢があります。利用できる機能や料金は実際のアカウント・掲載条件に応じて確認してください。

Q. 運用代行手数料は必ず広告費の20%ですか?

一律ではありません。20%の公開例があっても最低手数料・初期費用・契約期間は異なります。少額の広告予算では、手数料の下限が総額に大きく影響することがあります。

Q. Indeed PLUSの運用代行とIndeed広告の運用代行は同じですか?

同一とは限りません。Indeed PLUSは求人情報を適した連携求人サイトへ配信する求人配信プラットフォームです。契約するサービスの対象と運用支援の範囲を確認してください。

参考:Indeed「Indeed PLUSの概要」

Q. 運用代行会社に依頼すれば応募・採用は保証されますか?

保証されるものではありません。募集条件、勤務地、求職者の状況、応募後の対応など複数の要因が影響します。委託する業務と効果測定方法を事前に決めましょう。

Q. EnterLinkの月5万円〜でIndeedの広告費と運用をすべて任せられますか?

いいえ。この料金は採用業務の一部を限定して支援する場合の料金です。広告出稿費や包括的なIndeed運用を一式含むプランとは案内していません。必要な支援範囲は個別相談で整理します。

まとめ|「広告費・手数料・必要な仕事」を分けて外注を判断する

Indeed運用代行は、広告費、運用手数料、初期費、最低手数料、契約期間を合わせて比較する必要があります。費用だけではなく、求人を改善する担当者が社内にいるか、応募後の対応まで回っているかも確認しましょう。

まずは自社で運用できるかを整理し、必要なら広告運用代行や採用の部分支援を利用するのが合理的です。

求人自体の改善点がまだ分からない企業は、無料求人診断で求人1件の改善余地を確認できます。採用体制の相談は、RPO・採用支援からお問い合わせください。